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50代は保険を見直す絶好のチャンス!長生きするとトクをするトンチン年金保険とは?

マネー
2018.10.31
50代は保険を見直す絶好のチャンス!長生きするとトクをするトンチン年金保険とは?

セカンドライフを考え始める50代にとってやはり気になるのは保険のこと。万が一のリスクに備えるため、子供の教育や、老後資金など......自分のライフプランを支える保障のために毎月少なくない保険料を支払ってきた人も多いはず。しかし、これから退職してセカンドライフを迎える自分に必要な保険とはどのようなものなのか、一度よく検証したいところです。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢(ふろうちあや)さんに聞く『退職後のライフプランの考え方』シリーズ第4回は、50代のための保険について教えていただきました。

Check1.保険料を払いすぎていないか?

50代というライフステージは、子どもがようやく自立し始め、家族を養うプレッシャーから少しずつ解放される時期です。「万が一の保障」として契約していた保険についても、セカンドライフを見すえた保障内容となっているか、見直すタイミングといえます。
保険を見直す方向性として、第一に「保険料の減額」が挙げられます。見直す前の時点では、一家を支える大黒柱として、数千万円もの死亡保険金が支払われる内容になっているケースも珍しくありません。
しかし、子供が大きくなったいま、それほどの保障が果たして必要なのか。自分の収入と照らして、毎月の保険料が必要以上の額になっていないか見直してはどうでしょうか。

実は、生命保険に対する加入者の心理的な特徴として、「一度契約した保険を後から減らすのは怖い」という傾向があります。誰しも保障が減るのは不安でしょう。
しかし、自分がリタイアし、収入が減っていく一方で、子供が成長するに従い教育資金など家族に残したいお金は当然減っていきます。セカンドライフを見据えるこのタイミングで必要最低限の終身保険のみに切り替えることや、有事の際に必要になる金額分だけの定期保険(掛け捨てだが保険料は安い)を検討するのも自然な流れといえるでしょう。

●保険の見直しはこちらでも詳しく解説!
いまの保険は適切ですか? 保険を見直したほうがいい理由とタイミング
>>保険乗り換え時の注意点を要チェック!

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Check2.退職後の健康保険は継続したほうが良いのか?

年を重ねていくに従って増える心配の一つは、自分自身の健康。会社に属する場合、会社の健康保険が充実していることも相まって、医療の備えはそれほど気にしていないという人も少なくありません。では、退職するとどうなるでしょうか。
会社の健康保険は、退職した後も「任意継続」として、一般的には2年間、引き続き加入することができます。任意継続をしない場合は、国民健康保険(以下、国保)に切り替わります。任意継続の期間終了後、他の会社に勤務するといったことがない場合も、国保に移行します。

comment.png 会社の健康保険や国保、手持ちの貯蓄だけでは、医療の備えに不安があるという人は、民間医療保険への加入を考えます。民間医療保険は、一生涯保障が続く終身タイプにするか、それとも一定期間ごとに区切って契約する定期タイプにするか、という選択肢があります。
例えば、終身タイプで60~65歳時点に保険料が払い済みになるようなプランは、退職後に以降の保険料を支払う必要はありません。ただ、50代から払い済みになる年齢までの間に一気に保険料を払い切ろうとすると、その分月々の保険料の負担は大きくなるのが悩みどころ。事前に十分な貯蓄ができてない場合は、定期タイプに入りながら、いざというときのために少しずつお金を準備し続けていく、というのも選択肢のひとつでしょう。

Check3.長生きに対する備えは十分か?

毎日の生活に必要なお金は70歳を境に減少に転じる傾向があります。子どもが独立して教育費や、その他のお金がかからなくなったり、自宅のローンを完済したり、あるいはマイカーを手放すなど、それまで家計の多くを占めていた主な固定費がなくなることが理由の一つです。
しかし、人間が生きていれば、お金は必ず出ていきます。セカンドライフを見据えて、現役時代から貯蓄を進めていた人でも、年齢を重ねるごとに資産は少しずつ目減りしていきます。
2016年の日本人の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳でした。
平均寿命はあくまでも"平均"なので、実際にはそれより長く生きる人はたくさんいます。もし、幸運にも自分が90歳、そして100歳と長生きした場合、お金のことを考えると不安も出てきます。公的年金は死ぬまで受け取れますが、公的年金だけでは十分とはいえませんし実際、公的年金にプラスして個人年金に加入している人も多くいます。ただし、個人年金は受取期間が10年間や15年間など、期間を定めたものが中心になっています。

"人生100年時代"の老後資金リスクをカバーするトンチン年金

そこで、最近注目を集めている保険が"終身型"の個人年金保険「トンチン年金」です。トンチン年金は、17世紀にイタリアの銀行家ロレンツォ・トンティが考案したといわれる年金保険です。
仕組みはシンプルで、加入する人みんなが一つの財布にお金を入れて、そこからみんなの年金を支払うというものです。トンチン年金は死亡保障や解約返戻金がない商品設計がモデルになっています(日本の商品も一部、死亡保障や返戻金が保証されているものもあります)。早くに亡くなった人は一定の保証された金額しか戻らず、他の生きている人に支払う年金の財源になります。つまり、長生きした人ほど結果的にもらえるお金が多くなる保険なのです。
早い時期に亡くなった人にとっては、損になる面もあるかもしれません。しかし、保険の本来の役割は、病気やケガ、事故、その他人生の様々なリスクに対する備えです。トンチン年金の"終身型"という特徴には、想定していたより長く生きることになったケース(いわゆる長生きリスク)に備えられるメリットがあります。

●長生きすると思われるなら公的年金の繰り下げ受給もオススメ
あなたの公的年金、「受け取り方」でこんなに変わります! 受給開始は「70歳から」が、もっともおトク?

今回は中々手を付けづらい保険について紹介いたしました。
いざという時にお金の面でサポートしてくれるのが保険です。ご自身の状況に合わせて最適なプランを選択するのがベストですが、難しい部分もあります。金融機関やファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談してセカンドライフに備えてみるのも解決策の一つだと思います。

●銀行への相談はこちらから

ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢(ふろうちあや)さん
1978年生まれ。岡山出身。大手電機メーカー系SIerに勤めていた26歳のとき、貯金80万円で自宅用としてマンションを衝動買いしたものの、物件価格以外にも費用がかかることを知り、あわててお金の勉強と貯金を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し、賃料収入を得ている。一方、当初のマンション購入をきっかけにマンションの販売会社に転職。「完済年齢を把握する」「不動産と重複する保険はかけない」など、自身がマンションを購入したときの体験を交えた営業が顧客の共感を集め、年間売り上げ1位の実績を上げる。2013年、ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。

(ライター:紺野 陽平)

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