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オリーブオイルたっぷりのアヒージョは健康的?ヘルシーなアヒージョの食べ方

ヘルスケア
2018.04.11
オリーブオイルたっぷりのアヒージョは健康的?ヘルシーなアヒージョの食べ方
魚介類や野菜をオリーブオイルでグツグツと煮込むアヒージョは、おいしくておしゃれな洋風料理として人気です。スキレットなど小ぶりの調理器具をつかって、そのまま食卓に上げると見た目もステキでインスタ映えすることから、SNSなどでもよく見かけるメニューになっています。

流行に敏感な若者だけでなく、オリーブオイルをつかっていることからヘルシーなイメージがあり、自宅で簡単につくれ、さらにはレシピも豊富ということもあり、世代を問わず人気が高まっています。ところで、アヒージョは本当にヘルシーなのでしょうか?何となく健康によさそう、というイメージをお持ちの方は多いと思いますが、実際はどうなのでしょうか?アヒージョについて、改めて考えてみました。

そもそもアヒージョとはどんな料理?

アヒージョはスペイン南部発祥の郷土食で、刻んだニンニクと鷹の爪と一緒に魚介類や野菜などの具材をオリーブオイルで煮込んだ料理で、スペイン語で「ニンニク風味のソース」を意味します。つくり方は、まず小ぶりの鍋やフライパン(スキレットを使用するとより雰囲気が出ます)に、たっぷりとオリーブオイルを注ぎ、きざんだニンニクと鷹の爪を入れて煮込みます。オリーブオイルにニンニクと鷹の爪のエキスがしみ、香りがしてきたら、肉や野菜などの食材を投入し、さらに煮込みます。素材に火が通ったら塩コショウで味を調え、仕上げにシェリー酒で風味づけたら完成です。

具材は、エビ、イカ、貝などの魚介類から鶏肉、砂肝などの肉類、マッシュルーム、ブロッコリーなどの野菜類といったように、どのような食材でも合います。調理法も簡単でバリエーションが豊かなこともアヒージョの人気の要因になっています。本場スペインでは、「カスエラ」と呼ばれる耐熱性陶器で調理され、容器のまま食卓に供されます。バル(居酒屋)などで出される代表的なタパス(小皿料理)で、バケットやチュロスと一緒に食べるのがスペイン流。

同じくスペイン発祥の料理で、「ピルピル」があります。オリーブオイルで食材を煮込む調理法、具材にニンニク、鷹の爪、魚介類を使用するなどアヒージョと共通点が多いことから、本場スペインでは両者の定義が議論になることも。アヒージョと異なる点としては、メイン食材に魚をつかうことが多い、煮込む時間が長く食材のエキスが溶け込んだ油の味を楽しむ料理であるなどいくつかあるものの、明確な違いはないようです。

アヒージョのオリーブオイルは健康的か?

さて、アヒージョについてざっとおさらいしたところで、改めて「アヒージョは、オリーブオイルをつかっているから体にいいのか?」という、今回の本題に入りたいと思います。そのためにまず「オリーブオイルは本当に体によいのか?」を検証します。オリーブオイルが一般的に体によいといわれているのは、主成分であるオレイン酸の働きによります。

オレイン酸のすぐれたところは、植物油に含まれている一般的な不飽和脂肪酸と比較して酸化しにくいことです。そのためさまざまな疾病や老化の原因になるといわれている活性酸素とむすびつきにくいという特性を持つのです。また、オレイン酸は体にたまりにくい不飽和脂肪酸の一種ですので、摂取しても脂肪として溜まりにくいうえ、血中コレステロールを排出させる働きをします。一般的な油にくらべ太りにくいうえ、健康にもいいとされるゆえんがここにあります。

さらに、オレイン酸の優れたところはこれだけではありません。体にたまりにくい不飽和脂肪酸の中でも、人体に有用な働きをする善玉コレステロールには影響せず、悪玉コレステロールだけに作用する一価不飽和脂肪酸に属しているのです。一般的な植物油にもオレイン酸は含まれていますが、オリーブオイルの場合はその割合が70%と非常に高いにも関わらず、不飽和脂肪酸であるリノール酸などの割合は極端に低いのです。

そういたオレイン酸だけでなく、オリーブオイルはそのほかにも、抗酸化作用のあるポリフェノールやビタミンEを多く含んでいるなど、栄養成分が非常に多いのが特長です。こうしたことから、健康によいだけでなく、油なのに「摂取すると痩せる」とされ、"オリーブオイルダイエット"がもてはやされたこともあります。以上により、オリーブオイルが健康に有用な効果があるというのはやはりたしかなようです。では、そのオリーブオイルをたっぷりつかったアヒージョは、健康によいのでしょうか?

アヒージョは意外と高カロリー!食べ過ぎは禁物

結論から述べると、必ずしも健康によいとはいえません。理由のひとつはカロリーです。つかう食材にもよりますが、アヒージョのカロリーは1人前でおよそ300~330キロカロリーになります。ご飯1膳(140グラム)が235キロカロリーですので、アヒージョは決して低カロリーではありません。加えて、アヒージョは主菜ではなく、お酒のつまみやパンやお米、そのほか副菜と一緒に食べるのが一般的です。ワインとの相性もよいため、パクパクと食べてしまうと、予期せず高カロリーを摂取していた、なんてことになりかねません。

オリーブオイルが体によい、あるいは、ダイエット効果があるというのは、少量を摂取したときに限った話です。風味づけとして食材に振りかける、あるいは、調理油として使用するぐらいならまだしも、パンなどを浸してたっぷり摂取してしまえば、いくら健康によいオリーブオイルとはいえ、ほかの植物油と同様、太りもすれば、健康への悪影響も当然あります。

もう一つの理由は塩分です。アヒージョは、お酒のつまみという性質も持っています。このため、味が濃いめにつくられており、塩分の取り過ぎにもつながりかねません。アヒージョは、必ずしもヘルシーとはいえないのです。

アヒージョをおいしくヘルシーに食べる方法

そうしたアヒージョですが、工夫次第でヘルシーに食べることができます。カロリーが気になる方はぜひ試してみてください。

のこったオリーブオイルは我慢

食材のうまみがたっぷり溶け込んだオリーブオイルにバゲットを浸して食べるのがアヒージョのだいご味の一つ......ではあるのですが、涙をのんで我慢しましょう。問題なのは、油の取り過ぎです。食材についている油を食べる分には影響ありませんが、鍋に残った油には手を付けないこと。


オリーブオイルを他の料理でつかいまわす

たっぷりオリーブオイルは健康によくないとはいえ、食べずに捨てるのはもったいない気がします。お店では無理ですが、自宅で料理した場合は、のこったオリーブオイルをタッパーなどに保管しておき、ソースとしてほかの料理につかうなどして、何回かにわけて食べるという方法もあります。
サラダのドレッシングがわり、あるいは、パスタのソースとしてもつかえます。ただし、一度料理につかったオリーブオイルは劣化しやすく長期間の保存はできませんので、2日以内を目安につかい切るようにしましょう。

野菜の水気を利用する

自宅で調理する場合、オリーブオイルの量をできるだけ少なめにするといいでしょう。その際、普通にオイルの量を減らしただけだと十分に煮込めないし、水などを加えてしまうと味が落ちてしまいます。そこで効果的なのが、水気の多い野菜から出る煮汁をうまくつかう方法です。鍋で煮るだけでなく、蒸せばより水分がでます。

メイン食材に加えてキノコやブロッコリーをたっぷりつかえばさらにヘルシーなアヒージョに仕上がるでしょう。油を取り過ぎないように食べ方や調理法を工夫することで、健康的でおいしいアヒージョを楽しみましょう。

参考:
TANITA カロリズム

(記事提供元:サムライト株式会社、画像提供元:Shutterstock,Inc)

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