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50代こそ気をつけたい!インフルエンザの潜伏期間と症状について

ヘルスケア
2018.03.02
50代こそ気をつけたい!インフルエンザの潜伏期間と症状について

全身の倦怠(けんたい)感や高熱など激しい症状をともない、重症化すると死の危険さえあるインフルエンザ。
治るまで仕事や家事ができなくなってしまうのは重大な問題。とはいえ、「管理職で忙しくて病院に行く時間がない」という方も多いことでしょう。そこで、インフルエンザの潜伏期間や対策などおさえておきたいポイントをご紹介します。

インフルエンザウイルスの潜伏期間って何日?

インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することによって引き起こされる感染症の一種。風疹やはしかなど、他の伝染性疾患の潜伏期間がおおよそ10~12日であるのに対して、インフルエンザは感染から発症まで1~3日程度と短期になります。

インフルエンザウイルスの型はA、B、Cの3種類。型による潜伏期間の違いはありません。一般的に感染拡大するのはA型とB型といわれます。特にA型は重症化しやすく、ヒトだけでなくブタやトリなどの動物にも感染し、異種感染を繰り返すなかで性質がたびたび変性します。

ヒトに抗体がなく、感染拡大が懸念されるのもA型です。B型、C型は、感染力が弱く、発症しても比較的軽症で済むといわれています。実際、「単なるかぜ」と勘違いして気づかず過ごしてしまうこともあるようです。

しかし、それでもインフルエンザであることに変わりはありません。特にB型は近年、毎年のように流行を繰り返し、「重症度はA型と変わらない」とする説もありますので油断は禁物。自分のことだけでなく、周りに感染を広げないためにも、症状が出たらインフルエンザを疑うのがベストです。

インフルエンザウイルスは、発症する前日あたりから感染力を持ち始め、発症から3日でピークに達し、5日を過ぎると急速に感染力が低下します。ただし、熱が下がっても注意が必要。まだ感染力はのこっています。

このことから、「学校保健安全法」に基づき、インフルエンザに罹患(りかん)した場合、発症から5日間、かつ熱が下がってから2日間(幼児は3日間)経過するまでは登校してはならないと定められています。
成人でもこれに従うのが妥当です。なお、「インフルエンザにかかったかな?」と感じてからあわてて予防接種を受けても手遅れ。ワクチンの効果が表れるのは接種からおおよそ2週間を経過した後になるからです。

インフルエンザの症状

インフルエンザの初期症状は、くしゃみ、鼻水、のどの違和感といったところから始まり、あっというまに高熱が出て、体のあちこちに症状がひろがります。主な症状は以下の三つです。

  1. 全身症状
    38度以上の高熱、全身の倦怠感、筋肉痛、関節痛、悪寒、頭痛。
  2. 呼吸器症状
    せき、のどの痛み、鼻水。
  3. 消化器症状
    吐き気、下痢。子どもや高齢者など免疫力の低い人の場合、重症化すると肺炎や脳炎などの合併症を引き起こすことがあります。インフルエンザウイルスそのものに肺炎を起こす力はありませんが、いったん罹患すると、気道内壁を覆う粘膜を傷つけてしまい、防御力が弱ったところに細菌などが侵入することで、肺炎を引き起こしやすくなります。
    さらに怖いのが脳炎。小児に多く、発症すると致死率が10~40%と極めて高いうえ、治っても神経系に後遺症がのこることがあるため注意が必要です。近年では、特に若年層の間で、飛び降り、走り出すなどの異常行動との関連性が指摘されています。

インフルエンザウイルスの感染力

インフルエンザが流行する要因はウイルスの高い感染力にあります。インフルエンザウイルスが1個でも体内に侵入すると、上気道や肺にとりつき、わずか20分で細胞内に達します。すると猛烈な勢いで増殖を始め、最初は1個だったものが8時間後には100個にふえ、24時間後にはあっというまに100万個に達します。インフルエンザの感染経路は主に三つ。

  1. 飛沫(ひまつ)感染
    感染している人のくしゃみやせきなどを直接吸い込むことによる感染。
  2. 接触感染
    ウイルスの付着した手で、口や鼻に触れることによる感染。
  3. 空気感染
    空気中を漂うウイルスを吸い込むことによる感染。従来は、飛沫感染が主な感染経路とされていました。くしゃみやせきの飛散距離は1.5~2メートルなので、エレベーターなど密室で感染者がくしゃみをしたら、その中にいる人全員が感染リスクにさらされます。

    しかし、近年では、空気感染することもわかっています。つまり、感染者が呼吸をするとウイルス菌が空気中に放たれることになります。くしゃみと一緒に排出されると、水分の重みですぐに落下しますが、ウイルス単体だとふわふわと空気中を漂い、2メートルより先まで届いてしまうとされます。すると、オフィスや電車の車両内、飲食店の店内などにひとりでも感染者がいたら、そこにいる全員に罹患のリスクがあることになります。

    さらに、空気感染するとなると、一般的な不織布のマスクでは隙間から入り込んでしまうため、工事用の防塵(ぼうじん)マスクでもつけていない限り完全な防御はできません。乾燥した空気と低温という条件が重なると、ウイルスが体外に放出されてから感染力を失うまでの時間が長くなります。このため、寒い時期にインフルエンザの流行が起こりやすいわけです。

インフルエンザ対策について

インフルエンザ対策には二つの考え方があります。一つは、自分が罹患しないための対策です。
主な方法は、つぎのとおり。

  • ワクチン
    近年、インフルエンザワクチンの効果に対する疑問の声が聞かれます。実際にインフルエンザワクチンを打ったのに感染してしまったという例は少なくありません。
    インフルエンザワクチンは、その年に流行すると考えられるウイルスタイプを予測してつくられるため、実際に流行したインフルエンザと、ワクチンのタイプが違ったことなどが背景にあると考えられます。
    厚生労働省などでも、ワクチンは完全に感染を防ぐものではなく、感染しても発症の可能性を下げ、重症化を防ぐ程度のものだとしています。
  • 手洗い
    水ですすぐだけでも、手に付着したウイルスを洗い流す効果があります。
    アルコールタイプの除菌剤も有効です。
  • 適度な湿度
    室内を50~60%の湿度に保つことにより、気道粘膜の防御力がアップし、ウイルスの侵入を防ぐ効果があります。
  • 十分な休養とバランスのとれた食事
    ストレス、過労、不規則な生活などによって抵抗力が低下すると発症のリスクが高まります。
    十分な休養とバランスのとれた食事を心がけましょう。
  • 抗インフルエンザ薬の予防投与
    インフルエンザの治療薬として知られるタミフルやリレンザを、予防薬として投与することができます。ただし、効果があるのは投与している期間中のみ。また、保険適用外のため、投薬の費用はすべて実費です。
  • 外出を控える
    現在のところ感染を完全に防御する方法は残念ながらありません。流行している期間は不要な外出を控え、人の集まるところは避けるのがベターです。

以上は、自分が感染しないための対策ですが、もう一つ、自分が感染を広めないための対策という考え方も重要です。マスクの着用は、自分が感染しないための対策としては不十分であるものの、感染を広げないためには有効です。
急なくしゃみやせきでマスクが間に合わない場合、ハンカチなどで口を覆うのがエチケットです。インフルエンザかな?と思ったら、自分のためだけではなく周りの人に感染を広げないためにも、早めに医療機関で診察を受けましょう。

流行し始めたら感染する前に対策を

インフルエンザは社会的な影響も大きい感染症です。自分がかからないことも大切ですが、社会全体で流行を抑え込むという意識も重要です。流行し始めたら、早めの対策、不要不急の外出をしないなどの対策を心がけたいものです。

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