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知っておこう!親の介護にかかるお金

ファミリー
2017.03.30
知っておこう!親の介護にかかるお金

親の動作がゆっくりになっていく、記憶があやふやになっていく......。帰省のたびに、そんな切ない思いを味わう方は多いかもしれません。老いていく親の姿にだぶるのが「介護」の2文字。親元を離れて仕事や子育てに励む世代にとって、介護問題は見過ごせない問題です。終わりが見えないだけに、いくらくらいかかるのか、どういった制度があるのかきちんと把握しておきたいところ。今回は、親の介護にかかるお金を考えます。

介護が必要になるきっかけって?

うちの親はまだまだ元気だから介護なんて関係ない、と思っている方は多いかもしれません。しかし介護は、ある日突然始まるものなのです。
少し前のデータとなりますが、平成25年度の「国民生活基礎調査」によると、要介護者の場合、一番軽い「要介護1」の人が要介護となった理由は「認知症(22.6%)」「高齢による衰弱(16.1%)」、「脳血管疾患(脳卒中)(13.9%)」の順となっています。このほか、「要介護4」では「骨折・転倒(14.0%)」が3位となっています。高齢の方の場合、思わぬけがや脳卒中といった病気の発生が即介護につながる可能性をはらんでいます。急に介護が始まった場合、支える家族の生活スタイルにも影響がおよびます。
なお、前述した「要介護1」や「要介護4」というのは、その人がどのくらい介護を必要とするかを判定する目安で、「要介護認定」と呼ばれます。介護予防サービスが利用できる「要支援(要支援1と要支援2の2段階)」に加え、介護サービスの利用が可能となる「要介護」については、「生活の一部について部分的に介護が必要な状態(要介護1)」~「最重度の介護を必要とする状態(要介護5)」まで分けられています。要介護認定は、まず自身の居住する市区町村に申請し、担当職員や業務の委託を受けたケアマネージャーによる訪問調査を経ることで決定されます。

自宅介護の費用はどのくらいかかる?

介護サービスの利用を希望する人は、1割負担でサービスを利用できます(65歳以上の第1号被保険者で、基礎控除や配偶者控除などを差し引く前の合計所得金額が160万円以上ある人の場合は2割負担)。要介護1の場合は、介護保険の自己負担額は1万6,692円、もっとも重い要介護5で3万6,065円です。こうした「公的介護保険」を利用すると、一番状態の重い「要介護5」になっても、年間の介護費用は約43万円におさえられますので、とりあえず500万円あれば10年程度の介護費用に充てられる計算になります。
しかし、実際のところ自宅介護でかかるお金はこれだけではありません。たとえば、おむつ代や配食サービスを利用した場合の食事代なども加算されます。

老人福祉施設を利用するときのお金

症状が進行して自宅での介護が難しくなると、老人福祉施設を利用することになります。なかでも公的介護保険のサービス対象に指定されている施設を「介護保険施設」と呼びます。介護保険施設には3種類あり、「介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」、「介護老人保健施設(老健)」、「介護療養型医療施設」に分類されています。介護老人福祉施設は、原則要介護3以上の方が対象です。
自宅介護がメインで、日中だけデイサービスを利用する場合、食事代は全額自己負担になります。また、家族の不在時などでショートステイを利用する場合も自己負担があるので注意しましょう。
要介護3以上で自宅介護が難しく、施設に入居となった場合、支払う費用は「前払い金」(入居一時金)と「月額費用」の2本立てになります。

ケアプランにあわせたマネープランを

このように介護のためのケアプランには、自宅での介護をメインとした「在宅サービス」を中心とする場合と、福祉施設のような「施設サービス」が中心となる場合とがあり、利用者の希望や介護をする家族状況、要介護度に応じたさまざまなパターンが考えられます。公的な支援制度をうまく活用しながらマネープランを立てることで、金銭面・精神面・肉体面などいずれの面でも、より家族への負担が少ない介護方法を考えていきたいですね。
みずほ銀行でご案内している介護保険のご紹介はこちら

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